Yu's Photolog

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Bトレ 西武2000系を加工する

画像が多いのでパソコンで見ることを推奨します。


実はまだBトレ西武2000系って完成してないんですよね~

今回の加工のメインは先頭車の運転室側にTNカプラーを付ける事です。TNカプラーと言っても、東急の時とは異なり、ボディに付けるタイプのTNカプラーなんです。

ただ、このまま無加工で取り付ける事が出来ないんですよね。なので、試作を兼ねて加工しました。

ちなみに使うカプラーはJC6328です。
このカプラーは西武の連結器の特徴である、軸受けが湾曲しているタイプです。

まず初めに連結器の加工です。
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本体の上側に付いている取り付け爪?をカットしてフラットにします。そしてスカートの後ろにくっつけるので、胴受付近を現物合わせでヤスリで削ります。 

その後、カプラーを分解して、台車と干渉する部分をヤスリで削ります。しかし、これが難しい。高度な技術が要求されます。

あとコレは、台車を付けてから分かったのですが、西武の台車枠がデカイのか、当たって台車が回らないので、画像のようにTNカプラーの後ろ側の角をカットして台形のようにします。(ぼやけて見にくいのですが)台車枠の形状によっては不要の場合があります。
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次に床板を現物合わせでおよそ3分の一程、カットして切断面をヤスリでら平らにしておきます。
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要はこゆことです。
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また運転室側の窓パーツをくっつける黒いパーツはTNカプラーと干渉して不要なので切り取ってゴミ箱へ
この時点で車体の強度が弱くなりますが、前面パーツを接着剤でくっつけるので問題ありません。TNカプラーを現物合わせで取り付ける為、前面パーツを接着するまで輪ゴムで仮補強しておきます。

実は干渉するのを知らなくて付けていました。一度取り付けたパーツをニッパーで切り取るの難しかった。試作なのでしょうがない


この後、TNカプラーを窓パーツの下側に装着するのですが、高くて、連結器が下向き傾いてしまうんですよね。電連がが付いているタイプなので…
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ここでかなり悩みました。窓パーツの下側を削ったり、TNカプラーの上側を削ったり…

最終的に削らなくて良かったという事で無駄になりました。

どういうことかというと...TNカプラーの端っこを一部切り取ることでスカートの穴にキッチリはまりました。
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そこでプラ板を使いたい所なんですが、持ってないので(買ってこい)、何を使うかと言うと、手持ちの厚紙の切れ端を使って調整しました。
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厚紙は、紙が何層にも重なって丈夫に出来ているので、1枚ずつチマチマと剥がして、高さを調整しました。これがかなり重宝したんですわ,,,

調整した厚紙をTNカプラーの上に重ねて接着し、またこれを運転室真下の窓パーツの下側に装着。
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これで高さは丁度良くなりました。でも、車端からはあまり飛び出ていないので連結出来るかどうかちょっと心配…

実車と比べてみましょう。

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実車の方がぼやけて見にくいですが、バッチリです。


サイドから

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写真は旧2000ですが、新2000とは変わらないので…

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問題なさそうです。

この時点でTNカプラーの接着も終わったので側面ガラスパーツを屋根の裏についている穴にいれ固定し、前面パーツを接着剤で取り付けます。前面パーツの接着面が乾くまで輪ゴムで補強しておきます。
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今度は台車です。

先頭車の運転室寄りの台車を加工します。

まず、TNカプラーを装着したので、この台車の連結器部分を完全にカットする為にバネとか蓋とかアーノルドカプラー本体は取り外しておきます。
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このままカットしてもTNカプラーに当たってに入らないので、カットした部分を根性で削っていきます。

加工後はメトロ10000系みたいになりました。
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もちろん、TNカプラーにも干渉しません。
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ここで標準のアーノルドカプラーを外してゴミ箱にポイッします。

加工しない側の台車にはKATOカプラー密連形Aのグレーを装着します。

カプラーポケットに入れる前にパーツを合体させます。
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やってから解ったのですが、KATOカプラーはランナーにつけた状態でパーツをパチッと組み合わせおいた方がやり易いです。

合体したパーツを切り取り、連結器に取り付けるべく、画像の丸の部分をヤスリで削っておきます。こうしないと蓋をする時に当たって、完璧に蓋出来ないので…
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最後にバネを入れて蓋をします。
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ちなみに動力台車の場合、構造上、簡単に取り外せないので、まずカバーを留めている2つのネジを外し、カバーも外します。

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次に台車を90度捻ると台車が外れます。
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あとは他の台車と同様、KATOカプラーを取り付け、元に戻します。
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連結間隔もバッチリ、ジャンパ線があれですが...(まだ車体を輪ゴムで仮補強していますが)
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あとカプラーポケットを削った台車に取り付ける台車枠は取り付けた際にTNカプラーに当たったので一部切り取りました。
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続いて各車両にウエイトを載せていきます。

まずはモーター車
画像はありませんが、モーター車には動力ユニットに付属しているウエイトを使いました。

それ以外の車両には、東急ハンズで買ったナットを利用します。
ほんとはM6六角ナットを使用したいのですが、M5六角ナットが大量に余って消費したいのでそちらを使用しました。
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ちなみに真ん中にはM5四角ナットを二つ重ねて使用しました。
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これを3両分施しました。
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これで、安定した走行を見せてくれるはず…まだ走らせていないけど…

大まかな加工は以上です。

最後に屋根に一工夫しました。

先頭車の屋根のアンテナ側の隅にある三角の部分(赤丸の所)をペイントマーカーで塗りました。
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塗装がはみ出ないようにマスキングテープを貼ります。
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左がまだ塗る前、右は塗った後です。
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数分後、マスキングテープを剥がしました。
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あまり小さく、かつ反射で目立ちませんが、効果はあります。

ここまで西武2000系を動力化と更なる加工をしました。
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あと、アンテナもこのBトレクオリティーなので、いずれ切り取ってKATOのアンテナに替えます。

余談

先日ある用件で東久留米駅に行ったのですが、沿線公共施設にこんな物がありました。
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そこまで絵がうまいわけではありませんが、上は6050系?20000系?下は2000系?9000系
皆さんは何系に見えますか?

行き先表示は分かりませんが、上が緑なので準急、下が赤なので急行だと思いますが…

もう一つ地元の西武線某駅の跨線橋に電光掲示板が設置されました。
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ホームから撮影

階段を登った先に電光掲示板があります。

正直、あんな位置に付けるのはどうかと思いますが、このホームへの通路はいずれ地下に移設されるので…

せめてこの駅は対向式で改札口が一つしかないので、改札口に設置して欲しいですね。

というわけで以上です。

追記
3月10日 写真が表示できない事態を修正・文章追加
4月19日 写真が表示できない事態を修正